Hagen Renker
『Hagen Renaker社』は2021年12月にクローズされました

アメリカが誇る陶器製のミニチュア アニマル フィギュアを製造する『ヘイゲン・リネカー社』は遂に1945年創業以来の輝かしい歴史に幕を閉じました。最後の社長となったスーザン・リネカーに後継者がいないことから予想はしていましたが、いざ現実となると淋しい思いが募ります 。

私が初めて『ヘイゲン・リネカー社』の製品に出会ったのは1996年、家族でLAのユニバーサル・スタジオを訪れた時です。 園内のお土産店で見つけて妻が「ビーグル」、私が「ドルフィン」を買いましたが、この可愛さは 必ず日本人の感性にも合うと感じ、すぐに『ヘイゲン・リネカー社』と代理店契約を交わしました。
以来25年間、ほぼ毎月航空便で輸入してまいりましたが、Made in USAのハンドペイントということもあり、量産によるコストダウンも難しいようで価格が年々上昇。卸販売では限られたショップとのお付き合いしかできなくなっておりました。

『ヘイゲン・リネカー社』のフィギュアは、型取りして焼いた陶器を技術者が1個ずつ手磨きと手塗りを施した世界に知られる最高品質の製品で、コレクターのためのガイド ブックも数冊出版されています。
現在手元には500個程度の在庫しか残っていませんが、これから ゆっくりと丁寧に販売を続けていきたいと考えています。
Hagen Renaker
< Hagen Renaker > 
Photo Album
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『ヘイゲン・リネカー社』の製品はモールド(石膏型)にBall clay(ボール クレイ)を基本材料とした粘土をキャストし、彩色しながら焼き上げたものです。Ball clayは良質の陶磁器用粘土で、ケンタッキー州とテネシー州で採れた物を使用しています。オリジナルマスターモールド(元となる石膏型)は開業当初より『ヘイゲン・リネカー社』のアーティストによって作られたものです。製作用のモールドは細部を的確に守る為15~30回の使用後破棄しています。粘土はモールドから外された後形を整える作業を終え、粘土を元にした自社製の「色」をスプレー。さらにハンドペイントによって彩色された後窯へ。そして釉薬(うわぐすり)を塗った後再び窯へ。追加の装飾や色付けが必要な商品にはこの後に手が加えられ、再び窯に入れられます。
粘土を元にして作られた「色」とは?『ヘイゲン・リネカー社』で作られている粘土の混ざったオリジナルの色(企業秘密?)。これが一番最初にスプレーで吹き付けられます。その後、手描きで色付けされていきます。
追加の装飾や色付けとは? カエルの冠や楽器、Specialty Lineの商品など後から加える物がある場合は3回窯に入ります。
→ 次のページでは営業終了前に訪問した際の写真やスーザン・リネカーの意外な一面を!
 
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